特定非営利活動法人しあわせなみだは、平成25年度独立行政法人 福祉医療機構社会福祉振興助成事業として「女性・子どもを 対象とした虐待連鎖防止事業」を実施いたします。

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一度性暴力に遭ってしまうと、〝暴力のサイクル〟から抜け出すことが難しいことがあります。背景は人によってさまざまですが、今後の人生で再び暴力に遭わないためのケア、子どもを虐待しないための支援が必要とされています。しあわせなみだでは、「子ども・女性に対する虐待連鎖防止事業」として、①居場所確保、②暴力経験の振り返り&自立生活応援、③スーパービジョン、といった活動を行なっています。

 

A子さんは8歳の頃から、義父による性虐待に遭ってきました。「『かわいいね』と抱きしめて胸を触る」といったものから、次第に「義父の股間を触らせる」などエスカレート。11歳で性行為に至りました。

 誰にも相談できず、「私は汚い」「もうどうでもいい」という思いから、援助交際を始めます。一瞬でも自分を必要としてくれる交際相手が、救いでした。家出をして、高校も中退。17歳で妊娠に気付いた時には、中絶ができない状態になっていました。妊娠を伝えた瞬間、相手は豹変して、一緒に暮らしていた家を追い出されます。路上を歩いているところを保護され、施設で男の子を出産しました。

 最初は子どもをかわいがろうと努力しますが、おむつ替えで子どもの性器を見るたびに、義父からの性虐待を思い出して辛くなり、育児を放棄せざるをえませんでした。施設にいづらくなったA子さんは、「風俗で働くしか、生きる道がない」と、寮付きのデリバリーヘルスで働いています。
※プライバシー保護のため一部脚色しています。


過去の性暴力経験が、「援助交際」「低年齢での妊娠」「育児放棄」等につながることがあります。こうした虐待連鎖を止めるために、しあわせなみだは活動を展開しています。
家族からの虐待などで自宅に戻れない子どもたちが、泊まれる場を確保するために性売(売春)をせざるをえないことで、さらなる暴力のサイクルへとはまっていく。そんな悪循環を断ち切るために、当面の居場所を提供し、適切な公的サービスにつなぐ活動を行なっています。(連携団体:NPO法人BONDプロジェクト
施設で暮らす子どもや女性たちに、全国社会福祉協議会が作成した暴力被害者のための支援ツール「あなたの歩み」のワークショップと、自活スキルを身につける講座を提供しています。過去を振り返り、自立して暮らしていかれるスキルを身につけることで、心のケアを行なうとともに、再び暴力に遭わない力・性を売らなくても生きていくことのできる力を、一人ひとりが持てるようにしています。

▶ 暴力経験を振り返るワークショップ(連携団体:メンタルケアサロンPureral
▶〝ココロにきく〟メーク講座(連携団体:メンタルケアメーク21
▶〝ココロも満たされる〟料理講座(連携団体:子どもを守る目コミュ@文京区
▶〝ココロも元気になる〟護身術(連携団体:リアライズYOKOHAMA
施設で働く職員たちへの支援も、暴力のサイクルから子ども・女性を引き離すための大切な活動です。暴力に遭った当事者たちが回復するための技術を伝えることはもちろん、援助目標の統一や、職員のモチベーションが向上する環境づくりのサポートも行なっています。(連携団体:メンタルケアサロンPureral

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Supported by Social Welfare Assistance Project(Welfare And Medical Service Agency)